2015/3/9

 なんかいろいろ深く考えないようにしようと思っている。

 サンテレビやKBSでやってる再放送の時代劇が好きで時々見ているのだが、今日は御家人斬九郎ていうのを初めて見た。渡辺謙が主演で、そのお母さん役が岸田今日子。途中から見たので話の筋はさっぱりわからなかったが、若い渡辺謙が異様に美しくて見ていてしんどい。もう本当に、美しすぎたらアカンねや、とつくづく思った。いけないものを見てしまっている気がしてしまう。遊女役の女優もえらいきれいだった。話はよく分からんかったけど、画面に出てくる調度類まで美しくて良い。ただ本当に渡辺謙が美しすぎて落ち着かないのであまり見ないかも。
 もうひとつ最近見始めたのが、三匹が斬る、というやつで、こちらは若かりし高橋英樹と若かりし役所広司春風亭小朝が主演。高橋英樹は若かろうが何だろうが高橋英樹なのだが、若い役所広司がこれまたかっこよすぎてたまらん。若い渡辺謙の、背徳感すら感じる異様な美しさとは違い、地に足の着いたかっこよさなので、見ながら時々「やばいめちゃくちゃかっこいい」と叫ばないと、「やばいめちゃくちゃかっこいい」のダムが決壊してやばそう。野性味と熱さと母性本能くすぐるようなかわいさが、練り上げられた完璧な造形・キャラクターである。

 今日も雨だった。パフォーマンスアートの章は、秋田さんの他の本でも思うけど、読んでてなんかとてもしんどい。意味がわからなさすぎて、真顔でハイ…ハイ…と相槌打ちながら話聞いてる気分になる。