HiGE BROTHERS、NOISE MAY-DAY

5/28、BIG CAT、HiGE BROTHERS

 KING BROTHERS。遠い!キンブラってなんか間近で見てるイメージあるからBIG CATで見るのちょう違和感。しかし今思い出したけど確かわたしが初めてキンブラ見たのはBIG CATでは。2006年の春の音泉祭り。4年の歳月を経てわたしも色々変わったしキンブラも色々変わったが、この格好良さはそういうのを突き抜けてて凄いと思う。会場大きい分、fandangoで見るときみたいなザクザクくる感じはあまり無かったけど、大勢の人がキンブラの音楽でギャー!てなってるのは嬉しいし楽しいものだった。マーヤの煽りにみんながゲラゲラ笑ってるのも新鮮。新譜からの曲も良かったし、ああでもとにかくわたしはこれをfandangoやbearsくらいのハコで見たい。凄かったけど、凄かったけど、正直やっぱりキングは小さいハコでこそな気がしたなぁ。KINDAMAでもちょっとイマイチ感がしたのはそのせいかもしれない。タイチの真後ろで後ろからの圧力とデコに当たりそうなドラムスティックの間で一生懸命均衡を保ちながら暴れるのが好きだ。マーヤがぶん投げたマイク頭に直撃するくらいの身近さがいい。
 髭。最近見る度にアッパーな曲を自分が受け付けなくなってる気がして寂しいような。サマータイムブルースとランチとハートのキングと青空だけで2時間くらいしてほしい。それはもうアッパーな曲飽きた、て訳じゃなく、いや、飽きたのもまぁあるんだけど、とにかくそれらが素晴らしすぎるだけなのだ。あの過剰な音!音!音!耳からじゃなく、身体全体、皮膚を通して自分の中に侵入してくるようなやわらかい音の不思議な圧力。自分の体温と同じ温度のぬるま湯の中にいるみたい。境界線が解らなくなる、時間が間延びして、伸びた部分端からどんどん緻密でサイケデリックな模様で埋められていくような、幸福感!囚人も黒に染めろももう良いよ。手を挙げるのも踊るのも惰性でしかない。今の髭の美しさはそこじゃない。もっと訳がわからなくなれ。このままどんどん過剰になって、音の圧力が増して、時間が延びて、メンバーも増えて、もう意味が解らなくなって、最高潮に過剰になって、じゃあねって笑いながら解散してくれ。
 って思うけど、作り出される新曲はどれも手堅く素晴らしいという、あのバンドの底知れ無さよ。テキーラ!と青空のことを思い出すだけでしあわせな気持ちになる。不思議なバンド。ただ一筋縄では終わってくれるな。

5/29、難波BEARS、ノイズメーデー

 蒸発都市、sarry、JOJO広重、SOLMANIA、MASONNAが出演。MASONNAは何度か見たものの、がっつりノイズなイベントは初めてだったのでどきどき。しかしsarryの途中から入ったので蒸発都市は見れず。残念。sarryもちょっとしか見れず。でも結構好きな感じだったのでまた機会があったらゆっくり見たい。体調不安だったので禁酒じゃーと思ってたけど結局我慢できなくなってsarry終わったあとコンビニまで自転車走らす。JOJOさん。よくお名前は目にするけど見るのは初めて。といいつつわたし低身長なもんでお姿は全く見えなかったけど、音はしっかり。よく解らんけどめちゃくちゃ格好良かったのはよく解った。ステージでなにがどうなってるのかもさっぱり解らんかったけど、ずっとどきどきしてた。一瞬先を身構え続けるかんじ。格好良かった。
 そしてソルマニア。ちょと前に行く。がやっぱりステージは全く見えなかった。ソルマニアって何人なん?て終わってから人に聞くこの情けなさよ!ソルマニアは以前知人に勧めていただいて、音源聴いてた。すごい好きだった。でも当たり前だけど、音源とライブって全然別ものやなーって、改めて思う。音楽を聴くという同じカテゴリに入れてはいけない気がする。2時間でも3時間でも続けばいいのにって思った。目をあけてても人の背中しか見えないので、ずっと目を閉じてた。それでも、家でヘッドホンで目を閉じて音源を聴くのとは行為の根本的な部分が違うのだ。次は是非ステージが見える位置で拝見したい。とにかく最高だったわ。
 最後MASONNA。関係ないけどMASONNAて打つとき2回に1回はMASONNNAてN多めに打っちゃうね。まぞんんな。難しい。もうセッティングの時点で相当格好良くて(一生懸命背伸びして見た)、始まったら始まったでなんか笑いがこみ上げて仕方ないような格好良さ。笑いってか、しあわせで気持ちよくて仕方ない!て笑い。あれはちょっと異常だと思う。異常な格好良さ。異常な昂揚。魔法?なに?ぎゃー!てかんじでベアーズをあとにした。ほんま格好良かった。