美容院、とかいろいろ

 髪を切りに行く。短くしよう、前髪を作ろう、と決心していったのだが、美容師さんの説得により結局そんなに短くもせず、前髪も作らず、ひたすら量を減らして貰う。2時間近くかけて、終わるころには美容師さん、疲れた…と呟いておられた。椅子の周りにはびっくりするほど大量の髪の毛が散っており、以前、一日にここで出る髪の量レベルだ、と言われたこともある。わたしの髪の毛は非常に多く、太い。とても残念な感じの髪である。もう10年近く行ってるところなので、わたしの髪のことはとてもよく解って下さっている。ボブくらいの長さにしたいのだが、短くすると更にボリュームが半端じゃなくなり、収拾がつかなくなるのはなんとなく予想が付く。もう伸ばすしかないのだこれは。どうしようもないのだ。
 えらい落ち着いたなー、おねえさんになったなー、と言われたが、前来たの夏頃だし何も変わっておらんよ。もうちょっときゃぴきゃぴしててもええねんで、22やろ?と言われたが、きゃぴきゃぴってどうやったらできるのか、22年生きててまだ解らない。解った頃にはもう、きっとそれが許されない年齢になっているのだろう。色んなことを知らないまま、解らないまま大人になったし、それはもう今になっては解らないまま生きるしかないようだ。