2013年見た映画

 ゲキシネシネマ歌舞伎等舞台を映画館で系のやつを5本(6回)、音楽映画を6本(7回)、普通の映画を1本(2回)。最初の方にシネマ歌舞伎やらゲキシネやら行ったけど、後が続かなかったのが残念である。シネマ歌舞伎はもっと見たかった。
 3〜4月に行った、バレエの公演を映画館で見るやつ、初めてだったのだけど凄く良かった。バレエずっと気になっていたんだけど、いかんせん敷居が高くて。バレエ自体見たの初めてだったけど、言葉の無い、音楽と動きだけで進んでいくお芝居は非常に新鮮で、バレエ漫画などで与えられていたイメージよりもはるかに生々しく、ダンサーの皮膚から発せられる体温まで感じるような、すごく良い体験だった。シネマ歌舞伎ゲキシネもだけど、映画館がこういった舞台体験の入口になるような取り組みは、どんどん分野を広げて続けて行ってほしいと思う。
 あと印象的だったのは、佐野元春のFilm No Damage。ライブ映像を中心に、プロモーションみたいな映像がパラパラ挿入される映画。これで佐野元春にだだハマりして以降、2013年はNo Damage前・No Damage後と分けていいくらい、元春をとてもよく聴いた。徹頭徹尾自分のカッコヨサを理解し尽くして120%カッコヨく見せるパフォーマンスが貫かれていて、とにもかくにもカッコイイ。以前OTODAMAで元春のライブは見たことあったのだけど、その時はあまりピンと来なかったんだよな。全然知らないバンドや興味のないアーティストの音楽映画見て、それにハマるというのは最近のわたしのパターンで、その中でも元春は最大と言って良いヒットだった。
 stone rosesの映画は2回見てしまった。ストーンローゼズも元春と同様、映画見る前は全く興味なかったし、映画見てストーンローゼズの音楽にハマったという訳でも(今のところ)ないんだけど、映画として素晴らしい。バンドそのものというより、そのバンドを大好きな人たちへのいとおしさみたいなものが印象に残る。急遽発表されたフリーライブに様々な状況下からかけつけるファンの様子やインタビューの尺が長くとられていて、一様に大興奮しながら色んなものをなげうってやってきた彼らを見ていると頬も緩むし涙腺まで緩む。バンドを愛するって、なんて素敵なんだろう!もちろん音楽もすごく良くて、ライブ映像やリハ映像などの演奏シーンも1曲1曲きちんと聴かせてくれるし、バンド史振り返りと再結成ドキュメントとのバランスも凄く良かった。最後のヒートンパークのFools Goldは圧巻だった。
 BEAT CHILDは、なんか、もう変な笑いが出てくるやつやね。なんとも言えない。

 来年も、いろいろ音楽映画見たい。ゲキシネも、シネマ歌舞伎も見たい。歌舞伎はちょっと今年見すぎた感があるので(金銭的に…)、シネマ歌舞伎で歌舞伎欲を満たしたいところだ!バレエも、またしてくれるといいな。

※2本漏れがあったので追加。大江戸りびんぐでっどとポールの爆音上映(12/31)