美術、パソコン、招待ライブ

 美術とか美術館とか展覧会とかこんなにも好きなのに、全く研究欲がわかないのはなんでなんだろうなーとここ1年くらい思う。美術そのものよりも、展覧会が、更に言うと、それを取り巻く環境とか、見せ方とか、そういうものに興味がシフトしてる。でも展覧会も何もかも、研究がまずあって、それを踏まえた(ということは最大限に理解し、ということだ)上で生み出されるモノであるということは、解っているはずなんだけど。結局自分は享楽的でしかないんだろうな。楽しいこと気持ちいいこと美しいもの。ストイックになりたいものだ。研究に没頭出来る人は、本当に凄いと思う。その人達と世間とを繋ぐ何かになりたいと思っていた。今はもう全部諦めているけど。
 調子悪かったPCが復活した。起動に時間が掛かる位はまぁ構わないんだけど、音楽ファイル全部入れてる外付けHDを認識してくれなくなったのは悲しかった。中身が飛んだ訳ではないのは、違うPCで確認したから絶望はなかったけど、原因解らなかったから復活のメドも立たないし。しかし今日突然治った。何だったんだろう一体。最近音楽聴くのが好き。なにを今更、て感じだけど、無自覚に好きなときと自覚的に好きなときって、あると思う。自覚的なときって、胸の辺りにじんわり幸せが広がるような感じがする。
 ここ1週間くらいでe+の招待ライブ3本行った。Flower Travellin' Bandと、あと知らない女の人@BIG CATと、知らない女の人@厚生年金と。全く知らない音楽を突然ワンマンで聴くってどんなんだろ、て思ったけど、淡々とはしていたが、良いものを見たなぁという気持ちはあった。二人とも余りわたしの好みではない音楽の人だったけど、良い体験をした。特に厚生年金とかで椅子に座って音楽聴くの久しぶりだったので、寝不足の為うたた寝しつつも、楽しい時間だった。FTBは言うまでもなく最高のライブだったし。ジョー山中の、自分たちの音楽を若い世代にも知ってもらいたい、ひろめていきたい、というMCは、考えさせられるものがあった。クアトロでワンマンしても、招待出る位だし、ほんと人のいり悪いんだよね。あんなに素晴らしい音楽をやってて、63歳にしてあの素晴らしい喉をまだ保っているのに。客層もかなり上だし、20代くらいの人は自分含め数人しかいなかったと思う。RSRでも残念ながら結構ガラガラだった。始まったときとか50人もいなかったよ。あのMCは、本当にそう思ってるんだろうなー。そしてわたしも、そうあるべきだと思った。
 明日は買い物。明後日はotodama。幸せだ。