6月に読んだ本まとめ

ちょっと今更だけど。

2015年6月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2764ページ
ナイス数:0ナイス


よくわかるアサーション 自分の気持ちの伝え方 (セレクトBOOKS)よくわかるアサーション 自分の気持ちの伝え方 (セレクトBOOKS)
読了日:6月30日 著者:
アサーションという言葉には最後までなじめなかったが(カタカナ語が苦手なだけである)、興味深い内容だった。しかしこういう本を読むに付け思うのは、わたしってなんてストレスレスに暢気に生きてるんだろうか…ということである。

ユートピアと性 - オナイダ・コミュニティの複合婚実験 (中公文庫)ユートピアと性 - オナイダ・コミュニティの複合婚実験 (中公文庫)
読了日:6月28日 著者:倉塚平
かなり手こずったが、とてもおもしろかった。セックスと女性の社会的立場と信仰と繁殖について色々考えさせられた。オナイダ・コミュティは確かにとっても変だし、崩壊すべくして崩壊したのだろうが、わたしはこっそりと、あのままコミュティが続いたとしても、それはそれでひとつの幸福な世界たりえたのではないかと思ってしまう。うまくやりさえすれば。まぁそのうまくやるっつうのが難しいのだろうが。避妊具がない時代に、男性の意思力による避妊が徹底されたために、女性は出産の苦痛から解放された、という部分は、出産という行為をひたすらの神聖視する一部の言説に対してなんとも言えない気分になるわたしにとって、出産をハッキリ苦痛と言って良い世界観がとても新鮮だった(しかも男性である教祖が主張するのである)。まあでも全体的にはやっぱりトンデモだし、ぶっ飛んでるし、理解不能なんだけど。でもとてもおもしろかった。

弥次喜多 in DEEP 廉価版 (1) (ビームコミックス)弥次喜多 in DEEP 廉価版 (1) (ビームコミックス)
読了日:6月27日 著者:しりあがり寿
空堀商店街の古本屋で購入。映画むかし見てとっても好きだったのを思い出して。古本屋には何巻までか揃ってたんだけど、しりあがり寿自体買ったことなかったし、一気に全部買うのはね〜と思って1巻だけにしたのだが、一読してすぐ残り買いに行きたくなるくらい素晴らしかった。ぶっ飛んでるだけでなく、なんて切ない!!!サイケでキュンキュンするとか最高じゃないか。それから何度も、続き買いに行こうと思ってるのだがまだ行けてない。さすがにもう残ってないかな。

西の魔女が死んだ (新潮文庫)西の魔女が死んだ (新潮文庫)
読了日:6月27日 著者:梨木香歩
オナイダコミュニティの本に疲れ果ててるときに、なにか心洗われる本を…!と思い何度目かの再読。なんて美しい世界。ラストはもうお約束のごとく涙がボロボロ出る。

今夜、すベてのバーで (講談社文庫)今夜、すベてのバーで (講談社文庫)
読了日:6月23日 著者:中島らも
中島らも。いろいろ思うところがあって、敢えて避けていた作家のひとりであった。えいっと思い切って読んでみたら、なにもかもが好みすぎて震えた。わたしの中のある部分が、猛烈に惹かれている、のをまた別の部分のわたしが、必死に止めている。


アウトサイダー・アート入門 (幻冬舎新書)アウトサイダー・アート入門 (幻冬舎新書)
読了日:6月20日 著者:椹木野衣
図書館本。おもしろすぎたので近いうちに買う。

大和屋物語――大阪ミナミの花街民俗史大和屋物語――大阪ミナミの花街民俗史
読了日:6月18日 著者:神崎宣武
感想ははてダに書いたのであとでリンクはっておく。

10月はたそがれの国 (創元SF文庫)10月はたそがれの国 (創元SF文庫)
読了日:6月16日 著者:レイ・ブラッドベリ
SFというよりは、ゾクゾクする幻想的な短編集。大好きで再読中だったのだが、如何せんボリュームあるのでなかなか読み切れてなかった。邦題すばらしいよなこれ。10月はたそがれの国

察しない男 説明しない女 男に通じる話し方 女に伝わる話し方察しない男 説明しない女 男に通じる話し方 女に伝わる話し方
読了日:6月5日 著者:五百田達成
なるほどな〜て思うところ沢山の、おもしろい内容。男女差というのは方便で、性差というより、大きく二つのタイプに分けて、その2タイプがお互いに歩み寄って良好な関係を築くには、みたいな本。


その「不調」、あなたの好きな食べ物が原因だった? 遅発型フードアレルギーその「不調」、あなたの好きな食べ物が原因だった? 遅発型フードアレルギー
読了日:6月2日 著者:澤登雅一
漠然とした色々な不調が、遅発型食物アレルギーというものに原因があるかもよ、という本で、その検査と治療?のための指導を自由診療で行ってるお医者さんのまあちょっと宣伝ぽい本。遅発型食物アレルギーについては全然知らなかったので、身体のメカニズムって色々あるんだなあと思うと同時に、わりかし信じる力が試されそうな治療やな…とも思ったり。小児アレルギー学会かなにかは、このIgG抗体検査は推奨しない声明を出してたので、なんか賛否両論あるのかもしれない。


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