バイト、我慢すること

 バイト。久しぶりのチーフだったけど恙なく終わった。良かった。今日はとにかく口角上げようと意識した。自分の笑顔なんて正視したくねえが、むすっとしてるよりはマシだろうと思って、にこやかを心がけている。笑顔にしてると時々、妙にテンション上がってきて楽しい。人類愛に目覚めそうになる。きもちわるい。でもきもちいい。休憩のちょっと前に知り合いから着信があった。自宅の近くまで来てたらしい。お茶しそびれた。残念。最近日常に嵌り込んでいる。良いことだけど、ちょっとつまらない。もっと力強い生活をこの手に。
 ライブを我慢している。血反吐はくほど辛いかと思ったけど、結構そうでもない。なぜだか最近解った。ライブに関する情報を遮断している。バンドのサイトを見てない。ライブハウスのサイトも見てない。ほんとにナタリーくらいしか見てない。だからどんなライブがあるのか知らない。知らないものには焦がれない。でもすごく間違っている気がする。情報をかき集めて精査して吟味して秤に掛けて、その中で選りすぐった2本に行くのが正しい。最初に目に付いたライブ2本をパパッと予約してあとは見ないようにするのは、確かに楽だが最良の選択では絶対に無い。胡乱なやり方だ。9月、浅草ジンタカルガモネンドが対バンする。毛皮とキンブラと回転が対バンする。ちょっと目線を上げただけでこれだ。世の中には素敵なライブが溢れすぎていて、平静なんてとてもじゃないけど保てない。あと半年、俯き続けられるだろうか。そんなことして意味あるんだろうか。家を出たい。